はじめの一歩
バイブコーディングを始めるには、まずコーディング支援AIを1つ選びます。利用できる状態にしたら、空の作業フォルダを開き、小さな依頼から始めます。
0. 使うAIを1つ選ぶ
「0. 使うAIを1つ選ぶ」セクションへのリンクこのサイトでいう「コーディング支援AI」は、PC上の作業フォルダを読み書きし、ファイルの作成や変更を手伝えるAIです。
ブラウザで会話するChatGPTやClaudeだけでは、PC内のフォルダを直接扱えない場合があります。ここでは、「ChatGPTとCodex」「ClaudeとClaude Code」の2つの始め方を説明します。
ChatGPT Plus(月20ドル)→ Codex
2026年7月9日、OpenAIは新しいChatGPTデスクトップアプリにChat、Work、Codexをまとめました。アプリ内でCodexを選んで作業します。既存のCodexアプリを使っている場合は、通常どおり更新すると新しいChatGPTデスクトップアプリへ移行します。
Claude Pro(月20ドル)→ Claude Code
Claude ProにはClaude Codeが含まれます。デスクトップアプリ、CLI、IDE連携のいずれかを使います。
最初は、ChatGPT Plus(月20ドル)またはClaude Pro(月20ドル)のどちらかで、このガイドの最初の一周には十分です。ここでいう月20ドルは、2026年7月10日に確認した米国の月払い価格です。税や地域による価格差があります。利用上限に繰り返し達するようになってから、上位プランや追加利用枠を検討します。
OpenAI公式ではCodexはFreeとGoにも含まれます。このページでは、有料プランで始める場合の基本候補としてChatGPT Plusを案内しています。
このガイドでは、PCの作業フォルダを直接開ける使い方を前提にします。Webやクラウド上でリポジトリを操作する方法は、この手順の対象外です。
CodexとClaude Codeの両方を使い始める必要はありません。どちらか1つを選べば始められます。
ChatGPTもClaudeも使っていない場合は、どちらか一方を選び、上の公式ページから申し込みます。料金や利用条件は変わるため、申し込む直前にも表示内容を確認してください。
選んだものを公式手順に沿って導入し、サインインします。アプリ、CLI(コマンドで使う画面)、IDE(コードを書くためのアプリ)の拡張機能など、使い方は製品ごとに異なります。導入できたら、次の手順で作業フォルダを用意します。
文章にするのが面倒なときは、まずPCやスマホの標準音声入力を試せます。話す順番まで自動で整えたい場合は、補助ツールとしてTypelessも選べます。詳しくは ツールページのTypeless を見てください。
1. 作業フォルダを1つ作る
「1. 作業フォルダを1つ作る」セクションへのリンクコーディング支援AIを使える状態にしたら、次に作業場所を1つ決めます。
my-first-project/エクスプローラー(Windows)またはFinder(macOS)でこの空のフォルダを作り、コーディング支援AIで開きます。開き方は製品ごとに異なるため、分からない場合は手順0の公式ページで確認してください。
最初は、次の確認だけを行います。
このフォルダの中身を確認してください。 ファイルが入っている場合は、名前を一覧にしてください。 まだファイルを作成・変更しないでください。
AIが示した内容と実際のフォルダが一致していれば、そのフォルダを作業場所として使えます。sources/ や outputs/ は、まだ手で用意する必要はありません。
2. 作る前に小さな要件メモを書く
「2. 作る前に小さな要件メモを書く」セクションへのリンクいきなり作り始める前に短い要件メモを作ると、AIと作業範囲を合わせやすくなります。あとでPRDと呼ばれる詳しい資料に育てることもできますが、最初は次の6つから始めます。
# 小さな要件メモ ## 作りたいもの ## 誰が使うか ## 今回やること ## 今回やらないこと ## 完成の目安 ## 不安なこと
自分で書けないときは、AIにこう頼みます。
まだ作業しないでください。 次の内容を、小さな要件メモに整理してください。 作りたいもの、使う人、今回やること、やらないこと、完成の目安、不安なことに分けてください。
要件メモがあると、AIへの指示が短くなります。作る範囲も絞れるので、方向違いの作業や大きなやり直しを減らしやすくなります。
3. まず短く頼む
「3. まず短く頼む」セクションへのリンク作業フォルダを開いたら、短い指示から始められます。〇〇、□□、△△ だけ自分の作りたいものに置き換えます。
このフォルダを作業場所にします。 ここで、〇〇を作りたいです。 最終的には□□まで広げたいですが、今回はまず△△だけ作りたいです。 まず README.md を1つだけ作り、目的、今回やること、今回はやらないことを書いてください。 作成後に、書いた内容を短く説明してください。
将来のゴールも短く伝えておくと、あとから広げやすい形を選びやすくなります。
必要なら詳しく頼む
「必要なら詳しく頼む」セクションへのリンクAIが迷いそうなときや、作業場所のルールまで作ってほしいときは、次の詳しい版を使います。
このフォルダを作業場所にします。 ここで、〇〇を作りたいです。 最終的には、□□まで広げたいです。 ただし今回は、まず△△だけ作りたいです。 まず、必要最低限のフォルダとファイルを作ってください。 最低限ほしい構成: - README.md: このフォルダで何をするか、進め方、次に読むものを書く - sources/: 元資料、参考リンク、入力データを置く - notes/: 考え途中のメモ、方針、整理前の文章を置く - outputs/: 完成物、提出物、必要に応じて共有するものを置く - logs/: 作業記録、確認結果、次回やることを残す Codexで作業する場合: - AGENTS.md を作り、このフォルダでの作業ルール、成果物の置き場所、確認方法を書いてください。 Claude Codeで作業する場合: - CLAUDE.md を作り、このフォルダでの作業ルール、成果物の置き場所、確認方法を書いてください。 使っていないツール向けの設定ファイルは作る必要はありません。 まず最小の形まで進めてください。 作業後に、作ったファイルとフォルダ、次に読むべきファイルを短く教えてください。
4. 細かい準備はAIに任せる
「4. 細かい準備はAIに任せる」セクションへのリンクAIに任せてよいものは、たとえば次のようなものです。
README.mdの作成sources/、notes/、outputs/、logs/などの必要なフォルダ作成- 初回のファイル配置
- 作業記録や次回メモの作成
- 動かすための設定ファイル作成
最初にすべてを決める必要はありません。大事なのは、AIが作業できる場所を1つ渡すことです。
5. 最初から言わなくてよいこと
「5. 最初から言わなくてよいこと」セクションへのリンク初心者が最初から考えすぎなくてよいものもあります。
- 完璧なフォルダ構成
- 長いプロンプト
- すべてのファイル名
- 細かいロードマップ
- 細かいルールや運用手順
最終的なゴールは伝えます。ただし、最初から細かい計画表まで作る必要はありません。
6. 作業後に確認する
「6. 作業後に確認する」セクションへのリンク作業が終わったら、最後にこれだけ聞きます。
今回作ったファイルとフォルダを一覧にしてください。 次に作業するとき、最初に読むべきファイルも教えてください。
これで次回からは、「続きやって」「前回の記録を見て進めて」で始めやすくなります。
次は1回だけ通す
「次は1回だけ通す」セクションへのリンクここまでできたら、大きなアプリを作る前に、小さな題材で1回だけ流れを通します。元メモ、要件メモ、初稿、確認、作業記録までを一度体験すると、次の依頼で何を伝えればよいか分かりやすくなります。