小さな実践例
最初から大きなアプリを作る必要はありません。ここでは、自分用の読書メモを静的HTMLの1ページに整え、ブラウザで実際に確かめるところまでを8ステップで進めます。
この練習の完成物は outputs/reading-note.html です。ログインや保存機能のない1ファイルなので、失敗しても戻しやすく、ブラウザで結果を確かめられます。
完成の目安
「完成の目安」セクションへのリンク次の4項目をすべて実際に確認できたら、この練習は完了です。
outputs/reading-note.htmlをブラウザで実際に開ける- 375×844で横スクロールがない
- タイトル、読んだ日、印象に残った一文、次に読む本を読める
- ログイン、保存、検索、公開設定を追加していない
スマホ確認が未実施または「要確認」の場合は、確認を続けます。
1. 元メモを置く
「1. 元メモを置く」セクションへのリンクまず sources/reading-note.txt に元メモを置きます。最初からきれいに書く必要はありません。
週末に読んだ本のメモを残すページを作りたい。 タイトル、読んだ日、印象に残った一文、次に読む本を書きたい。 最初は自分だけで見る。 スマホでも読みたい。 ログインや保存機能はいらない。 まずは1ページだけでいい。
2. 小さな要件メモを書く
「2. 小さな要件メモを書く」セクションへのリンクnotes/requirements.md に、今回やることとやらないことを分けて書きます。
# 小さな要件メモ ## 作りたいもの 読書メモを静的HTMLの1ページに整理する。 ## 誰が使うか まずは自分だけ。 ## 今回やること タイトル、読んだ日、印象に残った一文、次に読む本を見やすく並べる。 ## 今回やらないこと ログイン、保存、検索、公開設定は追加しない。 ## 完成の目安 - outputs/reading-note.html をブラウザで実際に開ける - 375×844で横スクロールがない - 4つの内容を読める - やらない機能を追加していない
3. 構成だけ出してもらう
「3. 構成だけ出してもらう」セクションへのリンクいきなりコードを書かせず、まずページ構成だけを出してもらいます。
sources/reading-note.txt と notes/requirements.md を読んでください。 読書メモを静的HTMLの1ページにしたいです。 まだファイルは作らず、ページ構成だけ提案してください。 タイトル、読んだ日、印象に残った一文、次に読む本の順番と、 375×844で横スクロールを起こさないための注意点を短く出してください。
構成に、要件にないログイン欄や検索欄が入っていたら、この段階で外します。
4. HTMLの初稿を作る
「4. HTMLの初稿を作る」セクションへのリンク構成が合っていれば、1ファイルのHTMLを作ってもらいます。
提案された構成で、読書メモページの初稿を作ってください。 完成物は outputs/reading-note.html に保存してください。 条件: - HTMLとCSSだけで作る - タイトル、読んだ日、印象に残った一文、次に読む本を表示する - 375×844でも読める幅にする - ログイン、保存、検索、公開設定は追加しない 作成後、変更したファイルと未確認事項を報告してください。
初稿ができたら、ファイル名が outputs/reading-note.html になっていることを先に確かめます。
5. 直したい点を1つずつ伝える
「5. 直したい点を1つずつ伝える」セクションへのリンクブラウザで見る前に、要件との差を1つずつ直します。一度に多く頼むと、合っていた場所まで変わりやすくなります。
| 直したいこと | 頼み方 |
|---|---|
| 文章が長い | 意味は変えず、各段落を2文以内にしてください。 |
| 横幅が固定されている | 375px幅でも横スクロールが出ないCSSにしてください。 |
| 情報が混ざる | タイトル、読んだ日、印象に残った一文、次に読む本を分けてください。 |
| 機能が増えた | ログイン、保存、検索、公開設定を削除し、静的HTMLだけに戻してください。 |
6. PCのブラウザで確認する
「6. PCのブラウザで確認する」セクションへのリンクAIの説明だけで済ませず、outputs/reading-note.html をPCのブラウザで実際に開きます。
- ファイルをブラウザで開く。
- エラー画面ではなく読書メモが表示されることを確かめる。
- タイトル、読んだ日、印象に残った一文、次に読む本を順に読む。
- ログイン、保存、検索、公開設定が増えていないことを確かめる。
表示できない、文字が読めない、要件外の機能がある場合はステップ5へ戻ります。
7. 375×844でスマホ表示を確認する
「7. 375×844でスマホ表示を確認する」セクションへのリンク次にブラウザのレスポンシブ表示などで viewport を 375×844 にし、PCとは分けて確認します。
- viewport が幅375、高さ844になっていることを確認する。
- 上から下までスクロールし、左右方向へ動かないことを確かめる。
- タイトル、読んだ日、印象に残った一文、次に読む本をすべて読む。
- 横スクロールがある場合は、はみ出した要素を記録してステップ5へ戻る。
「スマホでも読めそう」という予想ではなく、375×844で横スクロールがないことを実際に確認します。
8. 確認結果を作業記録に残す
「8. 確認結果を作業記録に残す」セクションへのリンク最後に logs/ へ、次回も同じ状態を再現できる記録を残します。ファイル、viewport、横方向のはみ出し、見えた内容、未解決、次の修正を分けます。
# 作業記録 ## 確認したファイル - outputs/reading-note.html ## PC確認 - viewport: 1440×900 - ブラウザで実際に開けた: はい - 見えた内容: タイトル、読んだ日、印象に残った一文、次に読む本 - 横方向のはみ出し: なし ## スマホ確認 - viewport: 375×844 - 横スクロール: なし - 見えた内容: タイトル、読んだ日、印象に残った一文、次に読む本 - 要件外の機能: ログイン、保存、検索、公開設定はいずれもなし ## 未解決 - なし ## 次の修正 - なし。4つの完成条件を実測できたため完了。
もし横スクロールなどが残った場合は、未解決 に対象要素を書き、次の修正 に最初の1手を書きます。「完了」ではなく「要確認」と記録します。
次に進む
「次に進む」セクションへのリンクこの1回が完了したら、次は チェックリスト で確認の観点を増やします。他の人に使ってもらう場合は、先に 人に使ってもらう前に を見ます。